NEWS : 建設機械需要予測まとまる

一部機種で反動減が継続するものの、高い水準で推移
2016年度の出荷金額は、1兆8,469億円(前年比7%減少)と予測。
2017年度の出荷金額は、1兆8,550億円(前年並)と予測。
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<国内出荷>
2016年度は、上期は高水準の建設投資が継続するものと見込まれるものの、主力の油圧ショベルで排ガス規制関連の反動減が継続していることに加え、ミニショベル及びホイールローダも小型クラスの2011年次排ガス規制生産猶予期間終了に伴う旧型機需要の反動減が想定される結果、7機種が減少すると見込まれ、上期計では、3,783億円(前年同期比10%減少)、下期計では、4,289億円(前年同期比7%減少)と予測しております。この結果、2016年度合計では、8,072億円(前年同期比8%減少)となり、2年振りに減少すると予測しております。2017年度は、一部小型機種で反動減が予想されるものの、2016年度補正予算等の執行や継続した建設投資が見込まれることにより、油圧ショベルの反動減が底打ちしてプラスに転じることから、上期計では、3,889億円(前年同期比3%増加)、下期計では、4,331億円(前年同期比1%増加)と予測しております。この結果、2017年度合計では、8,220億円(前年同期比2%増加)となり、2年振りに増加すると予測しております。 
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<輸出>
2016年度は、北米向けの住宅建設が堅調なものの、鉱山やエネルギー関連が低調に推移することに加え、南米、オーストラリアやインドネシア等の資源開発国向け、アジア、中国向けの需要の減少により7機種が減少すると見込み、上期計では5,339億円(前年同期比6%減少)と見込まれます。下期計では、5,058億円(前年同期比5%減少)と予測しております。この結果、2016年度合計では、1兆397億円(前年同期比5%減少)となり、2年連続で減少すると予測しております。2017年度は、北米向けは堅調に推移するものの、他の地域の需要回復は2017年度下期以降と予測され、上期計では5,255億円(前年同期比2%減少)、下期計では5,075億円(前年同期比+0%)と予測しております。この結果、2017年度合計では、1兆330億円(前年同期比1%減少)となり、3年連続で減少すると予測しております。 
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資料:日本建設機械工業会


2016-08-25 00:43:02
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